2014年9月16日火曜日

NEW52 SUPERGIRL TPB第一巻レビュー

初めまして、argo_shapandarと申します。
NEW52 SUPERGIRLのTPB第一巻についてレビューを寄稿させていただきます。

NEW52とはDCコミックの世界をリセットし、スーパーマンやバットマンといった
有名タイトルを含むDCコミックの全タイトルを再スタートさせた大型リニューアル企画のことです。
DC世界の歴史といった予備知識を必要とせず、新規読者が読みやすいのが特徴です。

本書はスーパーガールを一から語りなおした新シリーズの第一巻です。
#1~#7の全7話を収録。
簡単なあらすじを紹介します。


第一話・第二話
カンザス上空に宇宙からの落下物が飛来する。
それはマントルを通過しシベリアに出現、その中から現れたのは一人の少女だった。
直後、ロボに搭乗した謎のチームが現れ、少女を捕獲しようとするが、黄色太陽の光を浴びた少女はパワーを発揮する。
そこへスーパーマンが現れ少女を止める。
「僕はカル=エル、ジョー=エルとラーラの息子だ。もし、君が本当にカーラ・ゾー=エルなら…君は僕のいとこだ」
カーラの記憶にあるいとこのカル=エルは赤ん坊だったため、この言葉は信じられない。
カーラはスーパーマンを吹っ飛ばす。
スーパーマンはカーラに地球やパワーのことを説明しようとするが…。

第三話・第四話
現状が受け入れられないカーラはポッドが落下した場所に戻るが、ポッドはすでに無かった。
そこに謎のビットが現れ、男のホログラムを映す。
「私はサイモン・ティコ。君が探しているのはこれかね?」
サイモンに導かれカーラは衛星軌道上の宇宙ステーションにたどりつく。
宇宙ステーションに足を踏み入れると、虫型のマシンやブレインと呼ばれるクリーチャーがカーラを襲う。
カーラはポッドを取り戻すため戦うが、謎の男サイモン・ティコに捕らえられてしまう…。

第五話・第六話・第七話
ポッドに入っていたクリスタル、サンストーンを手にしたカーラは宇宙へ飛び出す。
サンストーンの光に導かれた先は、カーラの故郷アルゴシティだった。
アルゴシティはクリプトン星爆発の際に大気層ごと吹き飛ばされ宇宙をさまよっていたのだった。
アルゴシティには誰もいなかった。
自分の家に戻ると父の研究室でサンストーンが光りだし、父ゾー=エルのホログラムを映す。
娘を地球に送る直前の父のメッセージが流れ、感涙するカラ。
だがホログラムは父が何者かに撃たれるところで終わっていた。
悲しみに打ちひしがれるカーラ、そこに謎の女戦士が現れる。
アルゴシティから地球を又にかけ、カーラと女戦士レイン率いるワールドキラーズの大バトルが起こる!

第一巻ではカーラはまだ「スーパーガール」と呼ばれておらず、突然別世界に放り込まれた少女が訳のわからないまま戦いに巻き込まれる物語と捉えられる作品です。

前述したようにスーパーガールを一から語りなおしたため、新規読者に敷居が低く、予備知識はほとんど無しで読めます(スーパーマンの簡単な設定を知っているとなお良いです)。

アートを担当したMAHMUD ASRARは女性を描くのに定評があるアーティスト。
第一巻ではまだ描き慣れていない感じがしますが、彼の描くスーパーガールは可愛いです。
新コスチュームの太ももとお尻もGOOD!
見せ場となるシーンではお尻を見せるようなアングルで描かれていることが多いのも密かなポイントです。
アメコミで有名なスーパーヒロインの一人と言っても過言ではないキャラクター、スーパーガールの新シリーズ第一巻。
気になった方はこちらからどうぞ↓

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