2014年12月2日火曜日

アース2:バットファミリー編

今回の記事はアース2で現在ヒーローたちの司令塔的存在になっている二代目バットマンを中心に、アース2におけるバットファミリーについて紹介したいと思います。
Earth 2 Annual#2で語られる二代目バットマンの正体や比較的最近のバットマン/スーパーマン誌の展開に触れていますので、ネタバレを避けたい方は注意してください。











初代バットマン(ブルース・ウェイン)


Earth 2#0~#1、Batman/Superman#1~4その他に登場。
いくつか違いはあるものの、両親を犯罪通りで殺された富豪の御曹子が犯罪と戦うという基本路線は同じ。
コスチュームも違っており、(正史世界のナイトウイングのような)二本のロッドを武器として使う。
正史世界より20歳ほど年齢が上がっており、キャット・ウーマンと結婚し、一人娘ヘレナをもうけている。
スーパーマン、クラーク・ケントとは少年時代からの親友で、彼の秘密についても当時から知っていた。
Batman/Supermanで語られる二人の出会い、そしてスモールヴィルの優しい空気の中で育まれる友情は、大侵攻以前のアース2を象徴する光景と言えるだろう。
#1における数年前のアポカリプス軍の大侵攻に立ち向かい、壮絶な戦死を遂げた。
前述のように現在のアース2では既に故人となっているが、現行のWorld'finest誌は彼とクラークの半生をメインに、アース2の秘められた歴史を語るというコンセプトで展開している。


キャット・ウーマン(セリーナ・ウェイン)

World'finest#0に登場。
正史世界と同様、正体はセリーナ・カイル(ウェイン)。
盗賊稼業からは足を洗った模様。
ブルースとはおしどり夫婦そのもので、その熱愛ぶりは娘のヘレナも呆れるほど。
大侵攻の時点で既に故人となっており、彼女の死についてはWorldsEnd#1で描かれている。

ロビン(ヘレナ・ウェイン)

ロビンとしての主な活躍はWorld'finest#0、同Annual#1。
ブルースとセリーナの娘であるヘレナが父の戦いを助けるために、コスチュームを纏った姿。
デビューしたばかりの頃、同年代のスーパーガール(カーラ・ゾル・エル)と意気投合し、コンビを組む。
大侵攻の際、プライムアースに転移した彼女が新たなコスチュームを纏ったのが現行のハントレスである。
なお、彼女以前にバットマンのサイドキックとしてロビンが存在したかは今のところ不明。

アルフレッド・ペニーワース

Batman/Superman#3、#12に登場。
正史世界と変わらず、ウェイン家に執事として仕えている。
大侵攻の際、パラデーモンの襲われ死を覚悟したが、魔神カイヨーによって招かれた正史世界のバットマンが介入。
大侵攻を生き延びるも、その後の消息は不明。

二代目バットマン

Earth 2 Annual#1から登場。本格的な参戦は本誌#18から、以降レギュラーとして活躍中。
スーパーマンによってアース2が破滅の危機に瀕した際、何処からともなく現れた謎の男。
1時間の間超人的な能力を付与する薬物”ミラクロ”を服用し、スーパーパワーを発揮する。
アーカムに収監されていたジョーカーを容赦なく射殺するなど、初代以上に冷酷で苛烈な人物。

その正体は、死亡したと思われていたブルースの父、トーマス・ウェイン。

実はトーマスは、ブルースが生まれる以前からファルコーネ・ファミリーと関わりを持っていた。
クライム・アレイの事件は、偶発的な強盗殺人などではなく、ファミリーとの繋がりを断とうとしたトーマスを口封じするべく仕組まれた陰謀だったのである。
密かに生き延び、死を偽装したトーマスは、息子からもその身を隠しファミリーに復讐を開始すべく潜伏。
数十年の時を掛けて復讐を完遂しようとしたが、そこで偶然にもバットマンとして活動していたブルースと出会ってしまう。
ブルースは自分を置き去りにし、殺人者に身を費やしていた父に激怒、絶縁を宣言。
その後、トーマスはブルースの結婚と孫の誕生を部外者として遠くから見守りながら、静かに朽ちていくかと思われた(ちなみにこの時期、ヘレナをひっそりと見守っている彼の姿は下手すると不審者である)。
しかし、大侵攻でブルースが世界を守って戦死したことを受け、彼の名誉を守り、バットマンを継ぐことが自分に課せられた贖罪だと考えるようになる。
そして、彼は世界の危機に新たなバットマンとして立ち上がるのであった………


現在65歳という老齢にあり、ミラクロの過剰摂取から、その未来は永くないと思われる。
復讐鬼という経歴を持ち、戦いを好まないヴァル・エル少年を強引に戦線に立たせ、有無を言わさぬその姿勢は一見危険な人物だと思わせる。
しかし、その強靭な意志と決断力は本物で、現在のアース2ではヒーローたちを指揮する司令塔のような存在になりつつある。
自らの過ちから一人息子に見放され、老齢で死を待つばかりというどん底から彼が奮起し、世界を救おうと奮戦するその姿は、アース2誌の魅力の一つである。
彼の半生が語られるEarth 2 Annual#2は、一人の男の破滅と転落(そして再起)の物語として上手くまとまっているので、アース2でもオススメのエピソード(単行本ではVol4に収録予定)。

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