2014年11月3日月曜日

GODZILLA:The Half Century-War レビュー

「あれからもう50年近く経った……今でも鮮明にあの日のことを思い出せる」
「初めてあいつを見た日をだ」
GODZILLA:THE HALF CENTURY-WAR
こんにちは。共同投稿者のラジアクです。
今年はハリウッドによるファイナルウォーズ以来の新しいゴジラが公開され、
まさにゴジライヤーといった感じでしたね!
ところで皆さんは、ゴジラのアメコミが存在していることはご存知でしょうか?
ゴジラとアメコミの繋がりは深く、昔はマーベルユニバースの一員として
アベンジャーズと戦っていたこともありました!

(その名残?かマーベルユニバースの日本にはゴジラでお馴染みの怪獣島も存在しています!)

現在ではIDWというコミック版トランスフォーマーやマイリトルポニーなどでお馴染みの会社より
ゴジラのコミックが製作され、今もなおオンゴーイングで根強い人気を誇っています。
今回はそのIDWが出版するゴジラコミックでも僕が最も気に入っている、
ゴジラ:ハーフセンチュリーウォーという作品のレビューをさせていただきます!

ざっくりと粗筋を言ってしまうと、これは一人の日本人とゴジラの
約半世紀の戦いを追っていく物語です。
今作はTPB一冊で完結する短編なのですが、このたった一冊の中に濃縮された、
ゴジラを含む様々な怪獣たちの魅力は語り尽くせないほどです!

【あらすじ】
1954年、東京にて、若き自衛隊員ムラカミオータは出撃命令を受ける。
同期のヨシハラケンタロウと共にシャーマン戦車に乗り込んだ彼が目にしたのは
街を火の海に変えるエネルギー光線を口から放つ、大怪獣であった!!


次々と破壊される自衛隊の兵器たち。大怪獣は逃げ惑う人々の方へと歩き出す。
人々を守る為、オータとケンタロウはシャーマンで賭けに打って出る!
「頼むぜおんぼろバケツのシャーマンちゃんよ! てめえの魔術が必要なんだよ!」
火を噴く大怪獣が去った後、オータとケンタロウは米軍のスクーラー大佐に招集される。
「我々にはあの化物……ゴジラと戦う為の人間が必要なんだ。君たちを対怪獣組織、A.M.F.へと是非招き入れたい」
ここから、オータとゴジラの長い戦いが始まる……
「ムリムリ!俺、ぶっちゃけ兵隊向いてないし隊抜けて食堂とかやりたいなーって思ってるし!やんないよ!」
「俺はやるぞ」
「えええええええええ!? オータてめえっ……クソッ分かったよ!俺もやります……」
1967年、ゴジラを追い向かったベトナムでは人類史上二度目の怪獣アンギラスと遭遇し…
1975年のガーナではA.M.F.の技術を持ち出した、裏切り者デヴェリッチ博士により集められた
メガロ、モスラ、ラドン、エビラ、ヘドラ、バトラ、クモンガといった怪獣たちと激戦を繰り広げ
A.M.F.の各怪獣専門チームも登場
1987年のボンベイでは、人類の生み出した決戦兵器メカゴジラゴジラ
そしてデヴェリッチ博士の発明により宇宙より飛来したスペースゴジラの三つ巴の戦いが!


 そして2002年、宇宙より飛来した最凶最悪の怪獣キングギドラガイガンによって
人類は滅亡の危機に立たされ
人類と怪獣たちとの最後の戦いが始まり、オータとゴジラの長い戦いが終わる。



「俺を見ろォ!! この化物がァ!!」
感動と、そしてどこか哀しく寂しいクライマックスは自分の目で確かめてください……

ハーフセンチュリーウォーはクリエイターたちのゴジラ愛が詰まった素晴らしい作品です。
ゴジラをただのモンスターとするはなく、人間がどうすることもできない一つの力として描き
勿論ゴジラにとって必要不可欠なエッセンスである反核、反戦といったテーマも深く盛り込まれています。
ゴジラ史に残る傑作と言っても過言ではないこの作品を是非読んでみてください!

通販サイトへのリンクはこちら↓
GODZILLA:The Half Century-War

0 件のコメント:

コメントを投稿