DAREDEVILのご紹介 その2
こんばんは。共同投稿者のはしこ(ユーザー名 24hashin)です。
今回は、デアデビルのオススメミニシリーズを3つご紹介したいと思います。
前回の「デアデビルのご紹介 その1」と併せてお読みくださいね。
「DAREDEVIL:The Man without Fear」
(ライター)フランク・ミラー
(ペンシラー)ジョン・ロミータ・Jr
1993~1994年にかけて刊行された全5話のミニシリーズ。
デアデビルを一流ヒーローに押し上げたフランク・ミラーと、Mr.マーベルことJRJRの黄金コンビによる、デアデビルのオリジンストーリーです。
物語はマットの幼少期から始まり、デアデビルとしてヒーロー活動を始めるまでの過程を描いたものです。
デアデビルのオリジンは、デアデビル本誌で何度も何度も語られてきましたが、このミニシリーズは、そのオリジンを深く掘り下げています。
前知識が全く必要なく、ストーリーもアートも最高……デアデビル入門書として最適だと思います。
とにかく「The Man without Fear」ではマットがとてもかっこいいです。最終回は胸が熱くなります。もう一度言います、めちゃくちゃかっこいいです。是非読んでください。
「DAREDEVIL:YELLOW」
(ライター)ジェフ・ローブ
(アーティスト)ティム・セール
2001~2002年にかけて刊行された全6話のミニシリーズ。
SPIDER-MAN:BLUEやHULK:GRAYと同じ製作陣で、いわゆるカラーシリーズの1作品です。
「Guardian Devil」で起きた例の事件を踏まえ、マットが在りし日々を振り返っていく……というノスタルジックな物語。
デアデビル誌初期(1960年代)のエピソードを超オシャレに再構成しており、初期エピソードを読んだことがある方でも、そうでない方でも楽しめる1冊となっています。
ちなみに赤いコスチュームが有名なデアデビルですが、何故初期はイエローコスチュームを纏い、のちに赤色に変えたのか……その理由もこの中で明かされています。
(「The Man without Fear」と「YELLOW」では、オリジンに少し違いが見られますが、現行シリーズではどちらかというと前者のオリジンが活きていると思います。
といっても、最近のデアデビルのTPBにはあらすじ解説がついているので、そちらを参考にした方がわかりやすいかもしれません。
両方とも素晴らしい名作なので、その辺あまり気にせず是非読んでいただきたいです。)
「DAREDEVIL:End of Days」
(ライター)ブライアン・マイケル・ベンディス
(ペンシラー)クラウス・ジャンソン他ゲストアーティスト多数
2012~2013年にかけて刊行された全8話のミニシリーズ。
内容はタイトルのとおり、初っぱなからデアデビルが死にます。
(しかしご心配なく。What ifものなので、デアデビル本誌ではマットはピンピンしてます。)
そう遠くない未来のヘルズキッチン……
テレビカメラや民衆が見つめる中、宿敵ブルズアイと戦いを繰り広げていたデアデビルだが、身体はもうズタボロに追い詰められていた。
瀕死状態の彼が最後に呟いた言葉は、「Mapone...」。直後、デアデビルはブルズアイによって残酷にも殺されてしまう。
新聞記者のベン・ユーリックは、彼の死について調査を始めるが……。
このミニシリーズの魅力は、デアデビルにゆかりのあるキャラがたくさん登場するところと、そのキャラがまさかの立場になっているところ。What ifものの醍醐味ですね。
ブルズアイやキングピンを始め、あのヒロインやあのヒーロー、あのヴィランまで……ネタバレになるので多くは言えませんが、本当に様々なキャラクターが出てきます。
デアデビル入門書としてはオススメできませんが、デアデビルVol.2(特にベンディス期)をお読みになった方は「まじかよ!!!」となること必至です。わたしがそうでした。
前の記事でご紹介しました、ベンディス&マリーヴコレクション1-3巻をお読みになられましたら、是非この本もお手にとってください。最高に面白いです。正直、別アースでこの物語の続きをやってほしいぐらいです。
2つの記事に渡って、デアデビルのご紹介をさせていただきましたが、「じゃあどういう順番で読めばいいの?」という方もいらっしゃると思います。
基本的には、時系列順に読むことをオススメします。
フランク・ミラー期
Born Again
Guardian Devil
DAREDEVIL:YELLOW
ベンディス&マリーヴコレクション1-3巻
ブルベイカー&ラークコレクション1-3巻
The Devil's Hand
SHADOWLANDとSHADOWLAND:DAREDEVIL
DAREDEVIL:REBORN
End of Days
Vol.3
Vol.4
たくさんは読めないけどデアデビル気になる…という方は、おいしいところだけさらっと読むのもありだと思います。「The Man without Fear」と「Born Again」はこれだけで完結しているのでほんとにオススメです。
あと、デアデビルのオリジンを知るには映画をご覧になるのが、手っ取り早くてわかりやすいと思います。私も映画から入りました。ベン・アフレックのどや顔最高です。
余談ですが、個人的に大好きなのはVol.2のベンディス&マリーヴ期です。
こちらはまた後日、エピソードを詳しくご紹介いたします。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
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