2014年9月18日木曜日

グリーンランタンコァTPB第一巻レビュー
レビュー&話の概略。以下がっつりネタバレあり!!

第一話
セクター3599(ガーディアンが定めた宇宙の割り当ての一つ)で起こるグリーンランタン隊員を狙った事件。それを調査すべく現地へと赴くガイ、ジョンとその仲間達だったが…?
第二話
事件を追う内に謎の武装集団に襲われるジョン達。彼らは一体!?
オースと唱えてパワーを発揮するガイとジョン
第三話
徐々に武装集団に追い詰められていくジョン達。本部に応援を要請するも敵は圧倒的だった。
グリーンランタン本部、オァに居たテレポート能力者の協力を経て何とか脱出するガイ達。だがテレポートに含まれなかったジョンとその数人は敵のど真ん中に取り残されてしまうのだった。
飛びかかろうとする仲間に今は耐えろと説得するジョン
第四話
ジョンを救うべく、捕虜から敵の本拠地を聞き出そうとするガイ。
だが口を割ろうとしない敵になす術の無いガイの前に現れたのは…?
<ネタバレ>強力なテレパシー能力を持つマーシャン・マンハンターだった

第五話
敵の本拠地を割り出したガイ。だが敵はあまりに強く、半端な人員では被害が増えるだけと判断した彼は精鋭を募る事にした。だが精鋭達を集めるのは容易では無かった
一方敵の真の目的を聞かされるジョン。敵は知りたい情報を吐かせる為にジョン達を拷問に掛けていたのだった。
ガイと精鋭達。
第六話
精鋭策略と共に救援に向かうガイ達。
だが拷問に耐えきれず情報を吐こうとしてしまう一人のグリーンランタン。
そこでジョンはある決断をする。

第七話
激戦で死んでいった者達を弔うジョン達。
彼の心の中は複雑だった…。



このPeter.J.Tomasiという作家さんは僕のお気に入りの作家さんで、普通のコミックならさらっと流してしまう話でも、彼の価値観と社会性でもって切り込んでいくため、様々な文化的、社会的背景を伴ったキャラクターが非常に生き生きとしており、それにより組織立ったグリーンランタンの社会性がくっきりと描かれます。、あと、一つの行動にしてもきちんとした道筋がある為、あいまいな考えでふわふわした展開が無く、割と精神年齢高めな読者にも楽しめると思います。
あとは、グロさですね。彼がグリーンランタンを担当した瞬間に展開は途端にグロくなります。前のシリーズで、雨か?と思ったら目玉が降ってきた、みたな話もありました。ホラー、サスペンスが好きなんだろうな、と感じさせます。

アートのレベルも非常に高く、Tomasiもこのアーティストさんなら任せかれると思ったんでしょう、セリフ一つの見開き超絶アートが何ページがありました。
このアーティストさんは立体把握も完璧で構図も素晴らしく、かつ視線誘導もきっちり行っているので展開が目で追いやすいです。
そして書き込みも、情報量の増加を恐れる事無くキチンと書き込んだその中で絵の強弱を付けてある為に、絵で目が疲れるという事はありませんでした。(文字で疲れました(汗))
この一巻はアート、話は完璧です。グロいですが興味がありましたら是非!


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