2014年11月11日火曜日

Superior Spider-man6巻









【あらすじ】



 とうとうグリーンゴブリンがさまざまなヴィランを率いてNYの支配に乗り出した!あまりにも圧倒的かつ狡猾な作戦により武器、周りの人間、自身のドクターオクトパスとしての思い出が次々と彼の魔の手によってつぶされていく!果たして、スーペリアスパイダーマンはグリーンゴブリンのゴブリンネイションを破ることができるのか?




 一方、ピーターは精神世界にて自身の肉体の奪還を図っていた!しかし、今の自分はあまりにも不安定な存在。しかも今回消えたら今度こそ後がない。対グリーンゴブリンのためにピーターの記憶を覗くドクターオクトパスから逃れるため、ピーターはドクターオクトパスの記憶に飛び込んでしまい……?



【個人的に好きなシーン】

その1

よし、僕の番だ


 とうとう元の体に戻ることができたピーターの第一声。直前の展開もありしびれますね。


その2



ゴブリン「そしていよいよ最後だ!
俺たちのこのちっぽけなドラマのヒーロー様のスリリングなクライマックスだ!
だけどちょっとひねってある!」

「そのヒーロー様は全然ヒーローなんかじゃない。
オットー、お前はこの仮面舞踏会にお呼びじゃないんだよ。
お前は俺にはふさわしくない、
ただ単にスパイダーマン肉体を着こんでるだけなんだよ」

「そのちっぽけな女性を守るってことがお前のスパイダーマンとしてできる最後のことだ。
全部吹き飛ばしたのち、お前には何も残らんさ!」

スパイダーマン「女物のかばんを持ち歩く趣味はないってことくらいは残るさ」

ゴブリン「おまえなのか」

スパイダーマン「他に誰がいるのさ」


【個人的な感想】

 素晴らしすぎるクライマックスだ……。文句のつけようがない。むしろ、今後スパイダーマンが続くことが悔やまれてしまうレベルだ。
 思えばこのスーペリアスパイダーマンはスパイダーマンの歴史を俯瞰し、解体し、再構築した意欲作だ。そこでは様々なピーター・パーカーの行動、扱われ方、そしてヴィランたちや困難などが新たな形となってスパイダーマンに襲い掛かってきた。
 こんなにスパイダーマンへの愛にあふれた作品も他にないであろう。ピーターがどうやって元に戻るか、そして怒涛のクライマックスをぜひ自分の目で確かめてほしい。







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